Web発注システムのSPA化

screenshot ポスティング

ポストエクスプレス株式会社のポスティングWeb発注システムをSPA(シングルページアプリケーション)で再構築しました。

某社の料金体系の複雑さは、個人的にはあまり褒められたものではないと思っていますが、よりよいサービスの提供を目指して、追加・更新を繰り返している結果でもあるので、ある程度仕方がないのかもしれません。

今回、Web発注システムの再構築を決定したのも、料金体系の変更が発端です。

度重なる仕様変更によって、すでにシステムロジックの見通しが悪くなっていたところに、今回の仕様変更内容を聞いて、即座に、かねてから取り組んでいたSPAでの再構築を決意しました。

今回のSPAでの再構築に当たっては、Vue.jsを採用しました。

Vueを採用したことにより、まず、Vueが標榜しているプログレッシブフレームワークの恩恵を受けることができました。すなわち、今回すでに運用しているシステムの一部のリニューアルでしたが、既存システムとの共存が簡単に実現できたことは、Vueの柔軟性を示していると考えられます。

次に、Vueの重要なコンセプトであるコンポーネントシステムは、以前のバージョンではあきらめていた、ユーザインターフェイスの高機能化を強力に後押ししてくれるものだと感じています。というのも、コンポーネント化は、機能やロジックをコンポーネント内に自然に閉じ込めることになるため、他に影響を与える心配をせずに、複雑な機能やロジックを実装することが比較的容易になるからです。

もちろん、SPAならではのデータ取得の自由度の高さも堪えられません。画面遷移のタイミングに縛られることなく、必要な時にサーバからデータを取得できる自由さは格別です。

今回は、ベースをSPAに変更することを最優先にしたため、機能的にはそれほど変化がありませんが、今後の機能追加の準備が整ったということで、次は、すでにあるアイディアを一つずつ形にしていきたいと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました