従来のWebアプリケーションは、表示内容の変更が必要になるたびにサーバでページを生成して、それを受け取ってブラウザのページ全体を書き換えていましたが、最近は、ページ描画に必要な情報は最初に一回受け取っておいて、その後、表示内容変更が必要になった場合は、ブラウザ上でページを書き換えるのが主流になってきました。
つまり、最初のページ描画以降、サーバから受け取るデータは、ページ全体の描画データではなく、純粋に表示するデータのみになるので、一般に画面遷移が早くなります。
以前から、ブラウザ上で限られた部分について動的な変更を行う方法はありましたが、フロントエンドフレームワークと呼ばれるような枠組みが整備されてきたおかげで、それらを使った方法が画面描画の主役になれたわけです。
これらは、SPA(Single Page Application)とも呼ばれ、Webが所謂アプリに一気に近付きました。
上記のGoogle Books 検索サンプルは、サーバがデータだけを提供していることを示す例です。サンプル画面は弊社が仮に作ったもので、Googleが公開している書籍データのみを受け取っています。データ以外のページ描画がサーバから独立していることがわかると思います。ただし、検索結果のリンク先は、今回、手を抜いて、Googleのページですので、あしからず。
※ Google Books APIは、Books API v1 (Experimental)と記載されていることから、今後変更される可能性があります。また、上記のサンプルもAPIから返される検索結果の件数と表示できる件数が一致しないことがあるので、あくまで、サンプルとしてご覧ください。